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教採,社会科,教育全般,時事について。備忘録と頭の整理のために書いています。質問箱から書いて欲しい記事も受け付けています。https://peing.net/ja/edu_society_08

【読書メモ②】川島武宜『日本人の法意識』⑴

 教員になって早くも3か月が経ち、初ボーナスをもらう所まできました(勤務は3か月なので、額面は少ない)。この3か月、授業準備やら事務作業やらで活字に触れることは多くても、本を読む時間あるいは気力がほぼ無い状態なく、あるにしても平日の間に溜まった新聞を流し読みするのに費やしている状態です。勤務の行き返りに新書や文庫本を少しずつ読み進めるくらいしかしていません。大体2週間で一冊読めるか読めないかという所ですが、先日、川島武宣『日本人の法意識』という本を読んで、これがなかなかに面白かったので、紹介したいと思います。

 

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【雑記】1か月教員をやってみて

気が付けば、4月1日に教員として採用されてから1か月以上経っている。その間、とてもブログを更新している暇は無かったのだが、少し自分の日々を振り返る必要もあるかと思い、このタイミングで文章を書いてみることにした。

 

 

まず最初に、教員はなる前から分かっていた通り、大変な仕事である。

朝は7時から7時半の間には出勤しているし、退勤は18時より早いことはまず無い。遅いと21時くらいである。もっとも自分は今年度副担任なので、担任を持っている先生方に比べれば負担は軽い方だし、朝も夜も自分が一番最初、一番最後という状況は今のところ経験していない。さらに別の学校の話を聞くと、自分の勤務校よりも大変そうである。もはや自分が「大変」と言うのが憚られるくらいである。詳しくは述べないが、正直「え、こんなことまでするの……」というような仕事も多い。大門未知子のように「教員免許が無くてもできる仕事は一切いたしません」と言ってみたい。幸いにも私の周囲の先生は私の仕事や休みを気にかけてくれるが、自分よりも大変な仕事をされている中で、自分の負担を軽くしてしまうわけにはいかない。

また当然ながら部活動もある。競技未経験にも関わらず県大会に出場するような部活を担当することになってしまった(もちろん主顧問)。指導はしない(そもそもできない)ものの、一応生徒の様子は見なければならないし、GWになれば部活動のために出勤しなければならない。二日間にわたって行われる大会も多く、土日に重なればもう「週末」という概念は消え、この身の「終末」と化してしまう。競技が1mmもできない状態なので、生徒とどのように関わればいいかも全く分からない。厳しい状況である。

 

そうなると、授業の準備もままならない。

これが自分にとって一番辛い話である。(他の理由もあれども)社会科という科目が好きで教員になった身からすれば、一番のストレスである。今のところ何とか時間を見つけてワークシートを作成し、何を話すかの検討はつけて授業に臨むようにしているが、準備不足は否めない。行き当たりばったりである。確かに最初から上手くいく、なんてことは無いのだが、上手くいかない理由が少しでも準備不足にあるとしたら、やり切れない。職場で教材研究する時間はあまり無い(気分転換に教材研究を挟んでいるイメージ)ので、家に帰ってから教材研究を行う。けれども、平日は心の余裕も時間が無いのであまりはかどらないし、休みの日は出来れば仕事はしたくない(そもそも休みの日が存在しない時もある)。授業の質を上げるためには、そんな甘いことは言ってられない……でも、こんな追い詰められた環境で面白い教材も発問も作れるはずがなく……Come on! 働き方改革

 

そんな感じで怒涛の日々を送っているが、子ども達を前にするとやはり楽しい。

好き勝手やっている子ども達の姿は、確かに手に負えない部分もあるし、どう関わってよいのか分からない時も沢山あるが、それでも可愛らしい。授業で良い反応を見せてくれた時はとても嬉しい。この前は「先生、顔死んでるよ」と言われてしまった。

―――なんだかんだ「教員になってよかった」と(少なくとも今の段階では)思う。果たしてこのペースを今後も維持、ないしはペースアップできるかは分からないが、こうやって自分の命を燃やして生徒のために働くしか無いのだと、覚悟はできている。

 

―――それで、いいのか??

とは、やっぱり思う。いや、別に自分はもう命削ろうがなんでもいい。そこは自己責任。しかし、これから教員を目指す人達に対して、「一緒に命削っていこうぜ!!」とは言えない。泥船で一生懸命前に進もうとしているようなものである。やりがいは海の中に沢山見えるが、拾おうとしたら海にドボンかもしれないし、拾い過ぎて船が沈んでしまうかもしれない。そんな仕事、普通選ばない方がいいだろう。それでも良い、という覚悟があるなら選べば良いと思う。今の状況を変えようと思うなら、頑張って変える努力をして欲しいし、そういう地位に就いてほしい。ただ、気安く現場の教員に向かって、「変えていこう」「声を上げていこう」とは言わないで欲しい。学校はただでさえ「変えなければならないこと」「やらないといけないこと」のオンパレードで手一杯なのだ。これ以上何かできるような余裕のある教員は相当少ないだろう。

 

 

……そんなことを書き散らしつつ、また職場に戻っていく。

 

 

 

 

 

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